「自分名義の年金って少ないの?」という疑問に、公的データをもとにお答えします。
- 月5.6万円平均受給額の目安
- 約2〜3倍共働き世帯との差
- 3つの方法今から増やせる
公開日:2026年7月28日/更新日:2026年7月28日/執筆:サクッとお金マスター編集部
✅ この記事の結論
- 専業主婦(第3号被保険者)が受け取る老齢基礎年金の平均月額は、約5.6万円程度とされている
- 厚生年金に加入して働いてきた女性と比べると、月4〜6万円程度の差が生じる
- iDeCo・パート勤務での厚生年金加入・繰り下げ受給などで、将来の受給額を増やせる場合がある
- 配偶者の退職などで扶養から外れる際は、種別変更の手続き漏れに注意が必要
「専業主婦の私は、将来いくら年金がもらえるんだろう」——そんな疑問を持ったことがある方は多いはずです。「サクッとお金マスター」編集部で、公的データをもとに専業主婦の年金額と、今から増やせる方法を整理しました。
専業主婦がもらえる年金の仕組み
会社員や公務員に扶養されている専業主婦(主夫)は、公的年金の「第3号被保険者」に分類されます。保険料を自分で納める必要はありませんが、将来は老齢基礎年金を受け取れる仕組みです。ただし、厚生年金に加入して働いた経験がない場合、上乗せとなる「老齢厚生年金」は受け取れません。
平均受給額はいくらか
厚生労働省の調査によると、老齢基礎年金の平均受給額は月56,000円前後とされています。20歳から60歳まで40年間継続して保険料を納めた場合の満額は、年度によって変動しますが、月額7万円弱が目安です。実際には未納期間や免除期間があると、この満額から減額される仕組みです。
| 区分 | 年金の種類 | 平均受給月額の目安 |
|---|---|---|
| 専業主婦(第3号被保険者) | 老齢基礎年金のみ | 約5.6万円 |
| 厚生年金加入で働いてきた女性 | 老齢基礎年金+老齢厚生年金 | 約10〜11万円 |
出典:厚生労働省「厚生年金保険・国民年金事業の概況」をもとに編集部で整理。年度によって数値は変動します。
共働き世帯との差
専業主婦と、厚生年金に加入して働き続けた女性を比較すると、月4〜6万円、年間で50〜70万円前後の差が生じるとされています。65歳から20年間受給すると仮定すると、総額では1,000万円を超える差になる可能性がある計算です。これは「どちらが良い・悪い」という話ではなく、老後の家計を考えるうえで知っておきたい客観的な事実です。
年金を増やす3つの方法
① パート等で厚生年金に加入する
一定の労働時間・収入要件を満たして厚生年金に加入すると、老齢厚生年金が上乗せされます。年収の壁を意識しつつ、働き方を検討する価値があります。
② iDeCoで上乗せの資産形成をする
第3号被保険者もiDeCoに加入できます。掛金の運用益が非課税になるなど、税制優遇を受けながら老後資金を準備できます。
③ 繰り下げ受給を検討する
受給開始を66歳以降に遅らせることで、月あたりの年金額を増やせる制度です。健康状態や貯蓄状況に応じて検討しましょう。
第3号被保険者の手続き漏れに注意
配偶者の退職・転職や、自身の年収が130万円を超えて扶養から外れる場合は、年金の種別変更手続きが必要になります。手続きが遅れると「未納期間」として扱われ、将来の年金額が減ったり、万一の際の障害年金が受け取れなくなったりするリスクがあります。ライフイベントの際は忘れずに手続きしましょう。
⚠️ 離婚時の年金分割も忘れずに 離婚をした場合、婚姻期間中の厚生年金記録の一部を分割してもらえる「年金分割」の制度があります。請求期限が設けられているため、対象になる可能性がある方は早めに確認しておきましょう。
よくある質問
- Q専業主婦は年金保険料を払わなくていいのですか?
- A
第3号被保険者の場合、個別に保険料を納める必要はありません。制度全体で負担する仕組みになっています。
- Q自分の年金見込額を正確に知る方法はありますか?
- A
誕生月に届く「ねんきん定期便」や、日本年金機構の「ねんきんネット」で確認できます。より詳しく試算したい場合は、専門家に相談する方法もあります。
- Q年金だけで老後の生活は足りますか?
- A
世帯の支出状況によりますが、年金だけでは不足するケースも多いとされています。貯蓄や資産運用と組み合わせて準備することが一般的に推奨されています。
まとめ:まずは自分の見込額を把握しよう
✅ 編集部のまとめ 専業主婦の年金は月5〜6万円程度が平均的な目安で、共働き世帯と比べると差が生じます。パート勤務での厚生年金加入、iDeCo、繰り下げ受給など、今からできる対策もあります。まずはねんきん定期便などで自分の見込額を確認し、必要であれば専門家に相談してみましょう。
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📝 この記事のまとめ
- 専業主婦(第3号被保険者)の平均年金月額は約5.6万円が目安
- 厚生年金に加入して働いてきた女性とは月4〜6万円程度の差が生じる
- パート勤務での厚生年金加入・iDeCo・繰り下げ受給で増やせる可能性がある
- 扶養から外れる際の種別変更手続きを忘れずに
- まずはねんきん定期便等で自分の見込額を確認する
本記事は一般的な情報提供を目的としており、個別の年金・資産運用の助言を行うものではありません。統計データは厚生労働省等の公的資料をもとに編集部が整理したものであり、年度により数値は変動します。正確な見込額は「ねんきん定期便」「ねんきんネット」等でご確認ください。本記事はアフィリエイトプログラムを利用しています。
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